今回は、0083よりガトーのセリフです。
連邦軍の観艦式において、ワイアット大将が演説を行いました。
その演説のジオンを侮辱する内容に、ガトーが苦虫を噛み潰しながら言ったのがこのセリフです。
オリジナルでの使われ方
「そも、観艦式は地球歴1341年、英仏戦争のおり、
英国のエドワード3世が出撃の艦隊を自ら親閲したことにはじまる。
その共有すべき大宇宙の恩恵を、一部の矮小なる者どもの蹂躙に任せることは・・・」
「情けない! あのようなまがまがしい物言いを連邦に許すとは!」
機動戦士ガンダム0083より
このセリフの使い方(初級編)
このセリフは、聞くに耐えない世迷い言を聞いてしまった時に使いましょう。
クラスメイトの女子が話しているのを、側で聞いていた男子生徒の場合・・・
女子「うちのクラスって、ろくな男子がいないよね。
死んでもクラス内で恋愛しようとは思えないわー。」
男子「情けない! クラス一のブスに、あのようなまがまがしい物言いを許すとは!」
子供がガンダムについて語っているのを、側で聞いていた大人の場合・・・
子供「やっぱガンダムの最高傑作はSEEDでしょ。Wも捨てがたいけど。
ファースト? 絵が古臭いから見る気しないんだよね。」
大人「情けない! 似非ガノタのガキんちょに、あのようなまがまがしい物言いを許すとは!」
くれぐれも、相手に聞えないように気をつけてください!
直撃的使い方(上級編)
最後は恒例の「直撃」的使い方。
ある日、彼女とドトールに行った時の話です。
コーヒーを飲みながら、彼女が手帳を眺めていました。
チラッと除き見ると、カレンダーには予定がビッシリ書き込んでありました。
そして、カレンダーの上の余白の部分には、「バレエを頑張る!」との文字が。
俺 「へー、手帳に今月の目標を書きこんでるんだ。」
彼女「そう、毎月書いてるんだよ。」
俺 「他の月のも見せてよ。」
彼女から手帳を受け取り、過去のページに目を通す俺。
四月 ダイエットする!
五月 ダンスを頑張る!
六月 発表会に向けて痩せる!
七月 幸せになりたい。
八月 仕事を頑張る!
・・・七月 幸せになりたい。
私もよくよく甲斐性のない男だな・・・。
「幸せになりたい」って、彼氏のいる女の子のセリフじゃないよね。
僕がそんなに・・・ダメな彼氏ですか!?
フラフラと席を立つ俺。
彼女「大佐、どうしたの? いきなり立ちあがって?」
俺 「店を出るんだ。元気でな。」
彼女「えっ、何? どうしたの?」
俺 「長年付き合ってきた彼女が、僕は不必要だって言うんだ。だから家に帰るんだよ。」
彼女に手帳の七月のページを見せる俺。
彼女「・・・・・・・・・。
かえってくどくど説明する手間が省けたと言うものだ。」
俺 「どう言うことだよ! 俺と一緒じゃ幸せになれないってことかよ!」
彼女「だってその頃の私、不幸だったんだもん。」
俺 「・・・( ゚Д゚)!」
情けない! あのようなまがまがしい物言いを恋人に許すとは!!
確かに、長年付き合っていればケンカもするし、相手に不満を感じたりもします。
僕だって、あなたの全部が好きという訳じゃありません。
でも、今日まで一緒にやってきた恋人じゃないですか!!
俺 「その言い草は、ちょっとひどいんじゃない?」
彼女「だって、その頃は大佐がめちゃくちゃ忙しくて、ほとんど会えなかったじゃない!」
俺 「・・・よく分かる話です。」
そうでした、七月はこんな感じで死ぬほど忙しかったのでした。
鳥人間やら学会やらで、彼女は完全に放置していたのでした。
俺 「あの頃は寂しい思いをさせたな。」
彼女「いいよ、過ぎた話だから。」
俺 「埋め合わせの意味をこめて、今日から私はエリの命令で動く。」
彼女「大佐・・・。」
俺 「そりゃあそうだろう。あの頃の分まで、わがままを聞いてやらなければな。」
彼女「大佐、今日から毎晩、私の家まで会いに来てください。実験の日もバイトの日も。」
俺 「うむ、エリがそう言うのならな・・・」
彼女「ありがとうございます。」
俺 「・・・ごめんなさい、やっぱ無理です。」
彼女「・・・やってみてから言うんだよヽ(`Д´)ノ!!」